ファミリービジネスでも試算表を作成する大切さ

f:id:c-0-d-7ok0:20180625060324j:plain

ファミリービジネスこそ試算表をなぜ作成するのか

もう一度見つめ直すべきとお伝えしました。

前回記事はこちら↓

ファミリービジネスこそ

もう一度見直すべき試算表の意義

 

私は試算表を作成する意義は

「数字から現状を把握し、

 次の一手をすばやく打つ為」

だと考えています。

 

私がこのように考える理由は、会計事務所に勤めた

経験から及び現職の事業会社経理の経験から

だけではありません。

 

最初はあまり意識していませんでしたが、

父親の影響を受けていることに最近気がつきました 。

 

父親はお金の管理が苦手だったのです。

 

私の父親は自営業の大工で一人親方でした。

中卒で弟子入りし、10年程修行したのち独立しました。

当時は高度経済成長の真っ只中で、皆マイホームを持つ

ことが夢でしたので、仕事はたくさんありました。

 

一人親方の大工は材料代や道具や給料、作業場代など

支払が先行します。現場の進捗で中間金が入りますが、

基本的には先にお金が出ていきます。

 

高度経済成長の頃は現場が始まる前に、先にお金が

入っていたこともしばしばあったようです。しかも

封筒に入った現金でいただくこともあり、お金について

はそれほど困らなかったのでしょう。

 

しかし、時代がだんだんと変化するにつれて

日当分が削られ、お金が入るタイミングが遅くなり、

お金の流れが苦しくなっていきました。

 

そんな中ある現場でお金が決定的に苦しくなる出来事が

起こりました。

その現場は昔から懇意にしている会社経営者の友人

の紹介で始まりました。

 

当初から薄利の現場であったようですが、規模の

大きな現場ということもあり、職人さんを5人程

雇って始めました。

 

前述のように、材料代や職人さん達の給料など

支払いが先行します。

薄利の現場で、人数を最小限にしている為に

仕事もお金もギリギリです。

 

その為休みも週に一度あるかないかで父親は

半年程働きました。家計もカツカツなので

外食も三ヶ月に一回いけるかどうかでした。

 

そんな中ある職人さんと給料をめぐって対立

しました。最初どのような取り決めをしたか

わかりませんが、最終的に揉めに揉めて訴えられる

一歩手前まで発展してしまいました。

 

結局相手の言い値で支払いをし、事なきを得た

ようですが、これによりこの現場での利益は

ほぼ無いところまでいきました。

 

休みも無く働き、半年で利益がほぼ無い状態の中

母親のパート代で食いつないだ為、この頃を

期に家計が急速に悪化していきました。

 

この当時の父親の数字の管理は、領収書を溜めて

おいて確定申告の時期に整理するというものでした。

つまり、普段は手元の現金を管理するばかりで

損益については翌年の確定申告の時期に把握する

だけでした。

 

 

そもそもどんぶり勘定で前述の現場を請負ったと

考えられますし、現場が進む間もお金の管理は

手元現金のみで、いくら儲かりそうなのかも

掴んでいませんでした。

 

のちに私は父親の確定申告書を押入れから発見

したのですが、その年の所得はとても家族五人を

支えることのできる金額ではありませんでした。

 

試算表まではいかなくとも、現場が始まった後も

損益の把握ができていれば状況はもう少し違って

いたでしょう。

 

こうした経緯から、私は試算表を

「数字から現状を把握し、

 次の一手をすばやく打つ為」

にできるだけタイムリーに作成するべき

と考えています。

 

苦しむ前に、できることがあります。

そのきっかけが数字をできるだけ先に掴むこと

ですし、手助けになるのが試算表なのです。

 

==================

話を聞かせてください。一緒に解決策を

見つけましょう。

タイムチケットで募集しています!

www.timeticket.jp