ファミリービジネスの問題点

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私の出身地山梨県では、農業は確かに担い手が少ないイメージがありますが、それ以外の事業では半分くらいはせがれが後継者として働いているケースがあるのではと思います。これが同族経営=ファミリービジネスなのですが、会計事務所で働いていた時から感じていた問題点があります。それは、

「せがれに後を継がせると言いながら、いつまでもそういう体制にならない」

という点です。

 

中には10年以上はその状態が続いているであろうケースがありました。

専務と呼ばれている後継者の方はほとんどがこの状態ではないかと推測します(ちなみに経営者の奥さんは大体常務)。

鶏が先か卵が先かという議論なので、親と子のどちらが悪いという話ではないのですが、問題をずっと先送りにしていること自体が問題なのです。代表取締役を退いたあとに会長職に就き、結局最終意思決定権を持ち続ける経営者がほとんどです。潔く退任後に会社に一切顔を出さないというのはほぼいないでしょう。

そして後継者は自分で判断して実行できないことを親のせいにし(中には判断したくないと考えている人もいるかもしれません)、いつまでもサラリーマン気質が抜けないという悪循環です。

今はそれでもいいかもしれませんが、後継者が実質的に経営しなければならない時は突然やってきます。その時から経営について本腰を入れても、余程資金的に体力のある会社でなければ、学び、実践する時間もなく廃業に追い込まれると思います。

 

最近特に目にする機会が増えてきた「後継者不足による大廃業時代到来」の言葉。後継者を増やすことももちろん必要です。それと同時に後継者を育てるという仕組みがなければ、いずれ廃業するという結末を迎えてしまいます。現状のファミリービジネスの主要な問題点の一つではないでしょうか。